2年で返還「初代雄パンダ 興興ちゃん」神戸王子動物園

神戸王子動物園 初代 オスパンダ 「興興」(錦竹)ちゃん 故事~
出生 1996.8.12ー 去世 2014.10.14







昨日のコンテンツの続きになります。
(私の資料は 中国側から入手しております)





華々しく日本には送り込まれたけれど
早々に帰国せざるを得なかった 
中国名は 「錦竹」ジンジュといいます。


(すでに2014年死亡してしまいましたが)



なんだか 私は 李徳生先生始め関係の皆さんの
涙ぐましいご努力で 胸の詰まる思いです。






<返還・帰国>


2000年7月、平和と友好の使者として、
4歳の雄パンダ興興 (中国名「錦竹」)と  
5歳の雌パンダ旦旦 (中国名「爽快」)が日本に送られ、異国の地で10年間の外国生活を始めました。

 興興 (錦竹)




旦旦 (爽快)







2年が過ぎて6歳になった「錦竹」は性成熟期になるはずなのに その気配がない。




 日本側の専門家は急いで「錦竹」を検査した結果、ずっと雄とされてきた「錦竹」に雄と雌の生殖器が2組あることに驚いて、


2002年6月、四川臥龍中国パンダ保護センターの李徳生先生に連絡したらしいんです。




李先生は急いで日本にこられたのですが。


李先生は「錦竹」を入念に検査したが、驚いた。 「錦竹」は確かに性別が乱れている。この状況はパンダの歴史全体で、まだ現れていない」と日本側に正直に伝えました。





「錦竹」を治療するのはかなり難しいので、中日双方の協議を経て、このパンダを中国四川省に送り、自分の故郷でより良い生活をさせることにした と言うのが 錦竹 が返還

された理由です。





<錦竹・帰国>


「錦竹」が帰宅した後、保護センターは最高の獣舎を手配し、経験豊かな飼育員に世話させた。 やがて、李先生と同僚たちが「錦竹」を検査したところ、


オスのXY染色体とメスのXX染色体が同時にあることがわかった。 このような
状況はかなり深刻で、李先生は思わず「錦竹」の未来を心配しました。


一生純粋な
”「男」や「女」になれないかもしれない”








<不幸が起こる>
不幸なことが「錦竹」に起こった。 「錦竹」の振る舞いはまだオス的に見えるので、他のパンダと遊んだり交流したりするとき、メスのパンダの中にはそれを心の中の対象にしたものもある。 機会があると、メスたちは愛情を求めて錦竹に寄ってくる。メスのパンダたちがどのように表現しても、「錦竹」はそれらを感じておらず、メスたちは がっかり・・




オスパンダたちは
「錦竹」をメスにしたいパンダもいます。 ある日、
雄パンダが「錦竹」と出会った。「錦竹」の後ろにから しがみついた。
「錦竹」と その オスパンダとは 大喧嘩。



<心理的に誘導>


李先生と スタッフは、人為的に「錦竹」に変性手術をしたとしても
本質的な意味はない。
手術によって「雄」や「雌」になるわけではない。 唯一の方法は、それまず心理的に誘導するしかないとの考えに至りました。




「性意識」を変えて、自然に内部性ホルモンの増減変化によって、最終的に自分で性を特定することがベストだけれど もちろん、このような可能性はごくわずか。






<卧龙熊猫基地から 雅安 碧峰峡基地へ>


卧龙熊猫基地に「芦芦」譜系号503というオスが居ます。




1999年7月 母パンダに置き去りにされた幼崽のカワイソウな チビパンダが四川邛崃市で保護されました。
これが「芦芦」です。(今や優秀な種オスとして
繁殖に貢献しています。)




「錦竹」 は 卧龙熊猫基地から 研究のため 雅安 碧峰峡へ送られることになり、仲の良かった
「芦芦」も一緒でした。李先生は 錦竹の性格が徐々に変化していることを発見していつも「芦芦」のそばに姿を現していて、「芦芦」も 錦竹を大切にしています。




<奇跡>


これは明らかに雌雄のパンダの「熱愛」の表現で錦竹が 「女」に転向し始めたのではないか と。


「錦竹」はすぐに臥龍保護センターに運ばれ検査の結果 信じられない本当の奇跡が起きたと
先生は 思われたと後日談にあります。




オス生殖器が消えつつあったのです。




保護センターは専門家を組織して論証し、「錦竹」のために発情性交配を誘導する計画を用意。



1)オスのパンダの尿で
「錦竹」を性的に誘導


2)「錦竹」にパンダが交尾するビデオを見せる。


「錦竹」は常に獣舎に置かれ、獣舎の柵の外にテレビが置かれ、テレビには専用のビデオが置かれている。 最初は「錦竹」はこれらの画面にあまり興味を示しておらず、見ることすらできなかった
が ついに「好奇心」を持って、常に柵を支えて、ビデオから目を離さないように見ることを始めた。



3)直接交配させる。 明らかに、このトリックが「錦竹」に与える影響は最も大きい。



 <メスへの変換完了か・・>
2005年3月
この時、李先生と関係専門家は「錦竹」を一度検査したが、オスの染色体はすでに検出されておらず、メスの系統はほぼ整っており、オスの系統は消えてしまった。 このことから、メスへの変換が完了したのではないか・・








<2007年 錦竹 妊娠>
やがて~~
李先生とみんなを驚かせたのは、「錦竹」が間もなく妊娠したことだ。 これは「錦竹」が完全にメスのパンダで、完全な「女」であることを示していました。






2007年2007.8.6  錦竹 双胞胎産仔
大仔(長女メス)錦心
小仔(次女メス)錦意 死亡


そして~~
2011.7.29  草根 (雄)を出産 草根 死亡