「汶川大地震」その2「卧龙大熊猫保護センター」

5.12汶川大地震の時
特に震源に近かった 四川臥竜基地のパンダたちは
我々人間では計り知れない精神的ショックを受けていました。
パンダ達に付き添った飼育員の皆さん達には敬意を表したいと思います。



向卧龙基地每一位在汶川地震后为保护国宝大熊猫不遗余力、满怀爱心的人表示感谢和敬意。👏🏻👏🏻

(lily-sakuracat)














2008年5月12日、
四川臥竜・中国パンダ保護研究センター(1980年に建設)では 63頭のパンダ達を飼育。


しかし、地震で、施設の3分の1が被害に遭った。






32カ所ある飼育ゾーンのうち山に面した14カ所が土砂に埋まり、生存環境は急速に悪化。




パンダの安全を確保するため、研究センターは
臥竜から400キロ離れた、被害の程度が比較的少なかった雅安碧峰峡基地に移送することを決めたんです。





何時も書ますが 中国大陸は広大ですから
一か所で地震が起きても同じ省内で被害の少ないところもあるんですよ。
しかし この地震は2000キロ離れた北京でも
揺れを感じたと言います。





 雅安碧峰峡にある施設は、臥竜で何か大事が起きた時(例えば伝染病とか 大地震)
国宝パンダが全滅してしまいますので、


中国では 数か所のパンダ施設が建築してあります。



 


今年2月 上野動物園から中国へ帰ったメスパンダ
「香香」が 今回 とりあえず落ち着いた場所です。





「雅安碧峰峡」は、成都の南 雅安市に、臥竜からは400キロ(直線で) 日本で言えば 東京~大阪の距離です。



地図の赤く囲ったところ 上が臥竜鎮
中が成都
下が雅安






成都~雅安(香香はこの道を
成都双流国際空港から
雅安へ行きました)


話が それたので 元に返しますが
私は、現地に在住している中国人の人よりも
情報をたくさん持っているんですが、



当時は胡錦涛主席の時代で、現代の中国の皆さんは アメリカへ中国を脱出するために ボートピープルごとき方たちが急増しているようですが、



胡錦涛閣下だって 習近平閣下と劣らず 鋭く厳しい方でしたけど 今の若者は何もご存じない。
共産党の一党独裁強権国家とはこんなものです。




さて
震災時 63頭の身の振り方は




中国国内各地の
動物園、保護施設、その他へ 32頭
残り31頭は 妊婦パンダ 11頭
前年生まれの 仔パンダ 14頭
成年パンダ 行方不明パンダ 等  6頭



内訳が曖昧な報道も多々ありましたけど
私は基地関係及び中共政府関係からの情報ですので 間違いないと思っています。



臥竜パンダ基地には 毎日あらゆる報道関係者が
出入りしていましたので 地震発生時の
ビデオは 確実に残っています。
少しづつ ご紹介します。





特に上海から 来ておられた記者は イギリスなどから観光に来ておられた外国人の
撮影をつぶさにしておられました。





15年経過すると 人々の記憶も薄れていきます。日本の3.11震災もそうですが・・
風化させてははいけません。
そのためにも この時期 様々な記憶を 私は 毎年 ブログで書いています。



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