「汶川大地震」その6「一人っ子政策の時代」

中国は 36年間 (1979~2014)
一孩政策
(産児制限政策 1人っ子政策)をとってきました。




産児制限撤廃したけど
2子までOKにしてみたけどベビーブームは起こらず 日本と同様少子高齢化の時代になった。



その付けが今頃来ていて 少子高齢化で 大変お困りのようです。



もともと
「毛沢東主席」が  国力増強のため出産奨励 (日本も かって 生めよ増やせよの時期が)



しかし
「鄧小平政権」当時の指導部の時代 
昔のような人口増加は
国の食糧危機を招き 飢饉が再到来との危機感で
一人っ子政策を打ちだしたのは 日本の皆さんもご存じだと思いますが






産児制限とは言えど
しかし その中で様々な例外規定もあったんですよ。



少数民族や 農村では 第2子までOK
一人目が女なら2人目までOk
双子の場合 3人目は罰金。
(当時の給料数か月分)




少数民族でも職業によって第3子までOK



2人目以降出産の場合
「社会扶養費」
つまり 罰金を政府に払えば戸籍がもらえる




現在の上海市の物価から比較すると
罰金は最低でも62000元 日本円で121万円




罰金ですからね~


払わないと 拘束され 留置される。




特に著名人は見せしめのため 高額の罰金を払っていたと聞いています。


あの著名映画監督「張芸謀」老師(北京冬季オリンピック 開会 閉会の演出をされた)
などは 罰金750万元(1億3000万円)




何故大地震とひとりっこ政策とが関係あるかというと


つまり 2008年5.16地震の時は 一人っ子の政策の時代で 一人っ子ばかり。


汶川大地震では
7万人が死亡しましたけど
学校が授業をしている昼間の時間帯で
子供たちが大勢犠牲になったのです。




この前も書きましたけど 震源に近い北川中など 子供たちは全寮制ですから
親御さんたちは 遠路はるばる被災地に駆けつけてみても 自分の子供がどこで犠牲になっているのか探すのが大変でした。一人っ子が多く亡くなったのですよ。





昨年までなかなか写真を公開するのは躊躇しましたけど
震災から15年経ったので当時の悲惨な写真を紹介したいと思います。



途方に暮れる親御さんたち






北川中だけではありません 学童の午後の学習時間帯だったので。



震災後 現在の北川中学校







支持  lily-sakuracat








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